「○○食べたら痩せました!一般家庭の冷蔵庫にもあるもので1カ月で-5kg達成!」
なんてテレビ番組が放送された翌日にはスーパーで売り切れることもある平成でしたね。これって令和ではどうなんでしょうか?(笑)
多分、この先も変わらないでしょうね。
ダイエットに興味があるのはいいことだけど、情報に振り回され過ぎていませんか?
ダイエット中や健康に不安のある中高年の方々はよくゴールデンタイムの健康番組をご覧になっている印象があります。
ダイエットサークル時も、
「この前のテレビで”梅干し”が痩せるってやってたわよ。」
「サバ缶だけで5キロも痩せるって本当かしら?」
などの情報をたくさんいただきます。私たちもなるべくチェックはするようにしているのですが、やはり全部は見れないですね。
こういう情報番組をご覧になって勉強するのは間違いではないのですが、
など、質問すると明確な返しはないわけです。「テレビで言っていた」「有名芸能人の○○が痩せたのよ!」という情報ばかりで、なぜ?その食品で痩せるのか?という理由を本人が理解していないことがとても多いです。
「梅干し食べて痩せます!」と言っていた人が、次の週には、
「サバの水煮がいいらしい!」と変えていたりします(笑)。これは情報に振り回されすぎていますよね。
○○だけダイエットは流行続ける…。
基本的に低糖質の食事がダイエットの基本です。(これは運動が苦手な人に最もオススメです)
バランスのいい食事=白米を3食食べる、と信じている人が多いです。提案しても「私には無理です」って感じの人も多いです。そういう人が手を出しやすいのがテレビで取り扱われる食品です。
テレビの番組では白米を抜いたりとかの描写は一切ないです。多分スポンサーなどの関係です。だから、一定の食品を増やしているのに痩せる!なんて夢物語にそそのかされてスーパーに走るのでしょう。
これにはダイエットの専門家の感覚と一般の感覚に大きなズレがあることが原因でしょう。このズレがある限り「○○だけダイエット」「△△食べると痩せるダイエット」はなくならいでしょうね。
①簡単に始められる
○○だけダイエットなどは1つの食材だけ用意すればいいので非常に簡単で楽です。
多くの方が痩せるために「何を食べたらいいか?」を知りたがっています。栄養を少しでも勉強するとアレがダメならコレを食べればOKなどと判断がつくのですが、一般的には「あなたはコレさえ食べていればいいよ」と決められていることが楽なようです。
②何を食べるか考えなくていいから良い
①と繋がっていますが、単品のものだと何を食べるかいちいち考えなくていいから良い。ということが今もテレビで流行り続ける理由の一つだと思います。
現代社会ではあまりにも選択肢が多すぎますて、「何を食べていいか選ぶのが大変!」という方が結構います。毎日の食事をつくる主婦の方やお母さんも大変だし、コンビニや外食が多い方でも「何かを選ぶこと自体がストレス」になることみたいです。
世界的に名高いAppleの故スティーブ・ジョブスも毎日の洋服を選ぶことがストレスだから、毎日同じ服を着る、という結論に至ったということです。
それだけに、「選ぶ必要がない」=「楽」と感じやすいことが単品ダイエットが流行る理由でしょう。
③短期で結果が出やすい
単品のダイエットは短期で結果が出やすい!というのが特徴です。テレビでも2週間や1カ月ぐらいのスパンでやっていることが多いですね。
頑張ってすぐに結果が出ると、やる気もおきますよね。分かります!
そして、テロップで
○○という食品に含まれている、□□の成分に脂肪を燃焼を助ける働きがあったのが分かった!
と、ある部分だけを切り取ったものを、あたかもダイエットの救世主かのように見せてきます。実際にはこの成分が効果があったのではなく、単一食品による摂取エネルギー不足で痩せたと考えられるのです。
しかも、健康的に痩せたかどうかもわかりませんし、短い期間なのでリバウンドの検証も行われないことが多いです。
そして普段テレビで見ている有名人が痩せた、という情報だけで「年も近いし、私もやってみる」と、救世主風の方法を真似てしまうのではないでしょうか?
まとめ
- すぐに始められる
- 食事など何も考えなくていいので楽
- それでいて結果が出やすい
ということが、ずっと単品ダイエットが流行る理由と、健康番組がお茶の間から人気な理由ですね。
栄養をしっかり学んで健康的に痩せたい方はこちらまで。
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