ヘルシーと聞くと何を思い浮かべますか？
日本ではヘルシーという言葉は圧倒的に「食」や「料理」の場面で使われており、更には「低カロリーである」という意味として圧倒的に世間に認知されています。
性別を問わず、生活習慣病の治療あるいは予防のために減量が必要な人にとっては低カロリーの食事は、たしかにヘルシーですね。
そして「ヘルシーな食事」として真っ先に挙げられるのが、
野菜サラダではないでしょうか？ダイエット中は野菜を多くとるように心がけている方も沢山いるように思えます。とは言え、毎日バランスよく野菜を摂るのって大変ですよね。
そこで頼りになるのが「野菜ジュース」だったりします。健康のために毎日1本飲むと「1日に必要な野菜の栄養素が摂れる！」などのうたい文句でコンビニでも販売されており手軽に入手できます。
ヘルシーで健康的なイメージがある野菜ジュースですが…、果たして、本当のところはどうなんでしょうか？
野菜ジュースは本当にヘルシーなのか？
野菜ジュースは簡単に言うと、野菜を絞ってジュースにしたものです。
ものにもよりますが、30種類近くの野菜が使われていたり、果物が含まれていたりもします。
ダイエッターの中にはご存知の方も多いと思いますが、野菜には糖質量が高いものが意外にも多くあります。野菜ジュースも、にんじんやトマトといった糖質量の高い野菜がしっかり使われています。
したがって、糖質量は必然と高くなりますよね。もちろん、味の調整をするために砂糖が使われている場合もあります。国民センターのHPで公開されている野菜ジュースの調査資料に、各メーカーの糖質量が載っていました。（注１）
- カゴメ野菜ジュース：糖質量3.2g（100g中）
- サンスター緑黄野菜ジュース：糖質量8.7g（100g中）
- 気軽にお野菜：糖質量8.5g（100g中）
- じょうずに野菜 赤いサラダ：糖質量7.2g（100g中）
- 緑黄色野菜ありがと：糖質量8.6g（100g中）
- 充実野菜 緑黄色野菜ミックス：糖質量8.4g（100g中）
- 野菜生活100 8種類の野菜と3種類のフルーツ：糖質量8.2g（100g中）
- くだものやさい 緑のからだ想い：糖質量10.6g（100g中）
- 健康菜園 緑黄色野菜：糖質量7.9g（100g中）
糖質量はなかなかのものですし、資料を読んでみると、ビタミンAが足りなかったリ、表示している栄養素（○○グラム分の緑黄色野菜を含む）とテスト結果で大きく誤差が出ており、実際には満たしていなかったり、添加物でビタミンや食物繊維を足していたりしていました。
特に食物繊維は緑黄野菜120g当たりに含まれる推定値の半分未満しか含まれていないメーカーがほとんどだったそうです。
したがって、残念ながら野菜ジュースでは野菜の代わりにはならないようです。
時間がなくて野菜ジュースで済ましてしまうときもあるかもしれませんが、あくまで補助食品としてお考えくださいね。
ダイエット中は野菜しか食べないのはヘルシーではない
そして勘違いされる人が多いのが、
という人がまだまだいるということ。
確かに低カロリーなので体重は減るかもしれませんが、肌荒れや髪の毛が抜けたり、生理不順になる恐れがあります。
単純に低カロリー＝ヘルシーと考えるのはよくありません。ダイエットは健康的痩せてこそ美しさが表れてきます。
食べて痩せたい方はご連絡くださいね。
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20001106_1.pdf 国民生活センターHPより（注１）
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